●ペパーミントペパーミント

熱を冷まして発汗を促す働きがあり、風邪、インフルエンザに対しては、咽喉の粘膜の炎症を抑え、鼻づまり、痰のつまりを改善します。また喘息、気管支炎、肺炎、肺結核や、から咳など呼吸器全般の不調に働きかけてくれます。スッキリ刺激のある香りは身体全体に対する強壮作用があり、呼吸を楽にし、長引く花粉症の季節の不快な気持ちを爽快な気分に切り替えてくれるでしょう。
また消化を助ける作用が特徴のペパーミントは、油っぽい食事の後のハーブティーにお勧めで、胃もたれもなくなります。お腹にガスがたまるのも防ぎ、過敏性大腸症候群の症状を抑えるのにも有用。思考活動でもなかなか理解できない事柄に対し、咀嚼して「腑に落とす」作業を助けます。乗り物酔いの吐き気止めにも役立ちます。シャープな香りは思考力を高め、精神疲労から回復させ、やる気を高めます。

●スペアミントスペアミント

スペアミントは古くからハーブとして用いられてきた種で、聖書にハッカと記されているものもスペアミントの一種であると考えられています。葉の先が尖っていることが「スペア(槍)」の由来とされています。刺激や辛味が少ないのでそのまま葉を紅茶やお菓子、ガムや歯磨き粉などのフレーバーとしても用いられます。
香りには刺激作用があり、心が疲れたり落ち込みがちな時に元気や活力を与えてくれます。頭をスッキリとリフレッシュさせる作用があり、朝スッキリと起きられない時などにもオススメです。気持ちを切り替える手助けもしてくれます。
頭をクリアにして心を落ち着かせることに優れてているため、リラックスタイムや就寝前にもおすすめです。消化器系の不調に効果的で便秘・下痢・吐き気・お腹がガスで張る時などに有効。乗り物酔いや二日酔いによる不快感を緩和します。
頭痛や偏頭痛の緩和や、風邪や鼻炎、気管支炎、カタル症状に働きかけ、抗炎症、消毒、収れん作用、皮脂バランス調整作用もあるため、脂性肌のケアやニキビ予防に効果的です。収れん作用がありますのでテカリ、毛穴の開きや皮膚のたるみケアにも利用できます。
かゆみを抑える作用もあるので虫刺され後のケアにも活用できます。

●ラベンダーラベンダー

一年で一番太陽の力が強い7月に盛りを迎えるラベンダーには、「冷却する」と言う力が備わっています。
ベンダーの精油を採取している途中にやけどを負った研究者が、とっさにそばにあったラベンダーの精油に
患部をつけたところ、見事に治癒したという話が、現在のアロマセラピーの始まりと言われています。
心に対してもその冷却する力は発揮され、心の許容範囲を超えて脅かす、いかなる激しい感情でさえも鎮静させると言われています。頭に血が上るような激しい感情がある時や、突然やってきた激しい怒り、恐れ、不安、緊張など、理性より感情が勝っている状態に対してラベンダーを使うと、瞬時に感情が鎮まり、冷静さを取り戻す事ができます。傷つきやすく、トラウマや鬱の原因を直視できない人に対しても、優しく働きかけ、精神的成長を促します。
また、ストレスによる自律神経の乱れやそれにまつわる症状の緩和、風邪の初期症状、筋肉、関節、生理痛の痛みの緩和、肌のケア、免疫力アップなど、様々な分野でオールマイティーに活躍するラベンダーは、お家の薬箱に常備しておきたい精油です。

●スパイクラベンダースパイク

ほぼラベンダーと同じような香りを持ちますが、かすかなカンファー(樟脳)の香りを感じます。
ストレスを緩和し、不安、心配、緊張、落ち込みなどの心の不調を和らげていきます。
筋肉や関節の痛みに対して役立つので、マッサージオイルなどにブレンドして活用してみましょう。また、他のラベンダーの仲間より呼吸器系に働きかける力が優れていて、気管の炎症やたんの多い咳があるときには呼吸を楽にし、カタルからくる頭痛を和らげスッキリさせるのに役立ちます。
しっかりと免疫力をつけることができるので、普段から芳香浴などで活用する事をお勧めします。

ラバンジンラバンディン

ラベンダーとスパイクラベンダーを交配したもので、採取量が多く、香りもラベンダーに似ていますが、その作用はラベンダーに比べると穏やかです。ただ、ラベンダーには殆ど含まれないカンファーという成分を含むため、心の疲れをリフレッシュさせ、身体に対しては咳、風邪、インフルエンザに有用で、虫刺されや怪我などの治癒を早める作用や、痛みや筋肉のこわばりをやわらげる働きが特徴です。用途によってラベンダーと使い分けてみましょう。

●ラバンジンアブリアリス

リナロールという成分が多く含まれるアブリアリスは殺菌力が強い事から、皮膚の炎症を鎮めることに有効に働きます。また、血液循環を促すので、冷えの解消やお肌のシミやくすみを目立たなくさせます。代謝を促進する働きもあるので、老廃物の除去や、スポーツ前のマッサージに使う事で、運動を効率よく活用する事ができるでしょう。鎮静する力はラベンダーには及びませんが、緩やかに気持ちをほぐす作用は実感できるでしょう。

●ラバンジングロッソ

ラベンダーや他のラバンジンに比べ、丈夫で収穫量も多いグロッソは、カンファー(樟脳)を含んだやや刺激的でシャープさを感じる爽快な香りで、香料としても世界中で活用されています。痰の多い咳を鎮め呼吸を楽にしていきます。鎮静させるだけでなく、心と身体に穏やかな刺激を与え、行動を促すようにサポートしてくれるでしょう。