10月の精油

  • パイン

強力な殺菌消毒剤の働きがあるので、インフルエンザ、気管支炎、咽頭炎、花粉症など呼吸器全般に対して役立ち、鼻づまり、息切れを改善します。

温める力があるので、寒気がするときや水様の鼻水が出るとき、何度も風邪を引くときなどには普段から芳香浴などを試してみましょう。副鼻腔と気管支のうっ滞を解消してくれます。

関節炎、リウマチのためのフリクション剤として使用され、ジュニパーとのブレンドは特に役立ちます。副腎刺激、免疫刺激作用が強く、ストレスや精神的に疲労困憊や神経が衰弱しているときにはトリートメントなどに使用することで、それらを回復させ、心を強めてくれる働きがあります。

特に自責の念に駆られるような心理状態の時には、その心を強め、自信回復の手助けをしてくれます。

  • ジュニパーベリー

浄化作用が高く老廃物を排出させ疲労回復を促すことで有名ですが、一方で身体を温め、刺激するパワフルな強壮剤でもあり、冷えによる痛み、鬱滞を緩和することにも役立ちます。入浴剤として使うと、一日の滞った精神の疲れや緊張が洗い流され、リフレッシュして次への活力を与え、それによって不安感も払拭されて自身がよみがえります。身体から余分な水分を排泄させる力は、むくみを始め足腰の痛みの緩和や冷えの改善につながります。血液やリンパの流れを促し、代謝をよくして毒素や余分な水分を排泄するため、痛風、結石、リウマチ、むくみ、肥満、動脈硬化などに対しても有用に働きます。利尿作用に長け、殺菌、消炎効果とあいまって膀胱炎にも効果を示します。

呼吸器系に対しても同じく、冷えと鬱滞を緩和するので、寒い時期の花粉症や、薄い鼻水があふれるときには使ってみましょう。 冷えからくる痰の排出をおさえ、気管支炎など呼吸器の不調や、呼吸の苦しさから来る無気力な状態を改善してくれます。

身体を温め痛みを緩和する働きは、神経痛、筋肉痛、関節痛、頭痛などの緩和にも有効です。

注意事項   浄化力の強い精油なので、長期にわたって連続的に使い続ける事は避けましょう。

2週間使い続けたら2週間は休むというようにするといいでしょう。

ジュニパ-&ジンジャーのウォーミングオイル

30mlの植物オイルにジュニパーとジンジャーの精油を合計で6~9滴になるようにして加え、よく混ぜます。お勧めの滴数は、ジュニパー4滴、ジンジャー3滴。身体の冷えた部分に精油の成分を馴染ませるように、優しく塗布し、こわばりやコリがあるところは丁寧にほぐしていきます。脂肪の多い部分は冷えているので、丁寧にマッサージします。その後タオルなどで覆い、カイロ、湯たんぽなどでその部分を温めると、さらに精油の吸収を促進し、加温効果が高まります。

 

  • レモン

清涼感がありすっきりリフレッシュできる香りは、精神的な疲れがあったり、心が混乱している時、感情的な高ぶりを感じる時はその熱を冷まし、気持ちをすっきりして明晰にし、集中力を取り戻していきます。ストレスが溜まってつらい時には、みぞおちの辺りにゆっくりと塗布します。

身体に幅広く働きかけ、その中でも循環器系に及ぼす力が非常に強く、血液の循環を促進しリンパの排出を促し、むくみやセルライトの予防に働きかけます。高血圧を改善するのには大変役立ち、血糖値低下の働きとともに、生活習慣病が気になる方にはお勧めです。また消毒殺菌効果があるので、特に熱を伴う風邪、インフルエンザなどに対し、熱を冷まし改善を促していきます。皮膚に対して収斂、膚軟化、美白の働きがあると言われ、夜のスキンケアにはお勧めですが、敏感肌の方は注意して使いましょう。いぼの特効薬とも言われています。

風邪予防にはパインとのブレンドが力を発揮します。

 

  • ジンジャー

心身を温め、活力を与え、血液循環を促し強壮する力が高いので、冷えの解消、特に局所の血行を改善するよう働きかけます。筋肉痛、関節炎にも役立ちます。また、冷えからくる風邪や疲労、インフルエンザの関節の痛み、下痢、鼓腸、便秘、疝痛、消化不良、乗り物酔いにも役立ちます。

元気づける精油なので、情緒を温め、精神的疲労を回復し、刺激を与えていきます。

4000年以上も前からアジアでは消化促進、風邪の諸症状緩和に役立てられ、中医学では身体が湿気に対応できない時に起こるカタル、下痢、リウマチなどの症状に効果的と考えられています。

 

  • ブラックペッパー

強心、強壮、解毒、健胃、刺激、消化促進、消毒、制吐、鎮痙、鎮痛、利尿

強い刺激作用があるため心と身体を強化し、冷え切った心を温めてくれます。

局所の血管を拡張させる働きがあるため、筋肉痛、疲労痛、筋肉のコリを緩和させます。循環を刺激する作用があることから、血行促進はもとより、新しい血液細胞の形成を助けることは貧血にも役立つと言われています。

消化器系、呼吸器系も刺激し活性させ、特に寒さや冷えを感じる症状には有効に働きかけるでしょう。

刺激作用が高く、スポーツや体を動かす前に使うと、精神的なウォーミングアップに役立ち、集中力が高まります。筋肉の疲れ、緊張、痛み、コリを好転させて、よりスムーズに体を動かすことができます。

近年、誤嚥防止作用が確認され、喉が痞えて飲み込みにくい時や、咽を詰まらせやすい年配の方には、とても助かる精油と言われています。

食卓でブラックペッパーの芳香浴

食事の時にブラックペッパー精油を芳香させたり、食べ物にひと振りコショウ(精油は食べられません!)を振りかけると、食べ物が飲み込みやすくなるといわれています。身体も温まりますね。

生姜やかんきつ類にも、同様の働きが確認されています。ブレンドする時は、柑橘系やサイプレスなどにすると食事の邪魔になりにくく、食欲も増進します。