11月の精油

ティーツリー

免疫力強化といえば、ナンバーワンに挙げられる精油です。白血球を活性化して、体内に侵入してきた外敵(花粉などのアレルゲンやウイルス、細菌など)に対して防衛する力を発揮し、免疫系の力を高め、感染症を追い払い、病気にかかっている期間を短縮します。

強壮作用は免疫だけでなく神経系、呼吸器系に対しても強く働きかけ、慢性的な無気力、動機、息切れを緩和し、強めます。免疫機能が低下すると精神的な疲労感が高まったり気弱になることで、さらに免疫を低下させる悪循環にはまります。そんな時にもティーツリーは神経を安定させ、脳への血液循環を増やして、心身両面を強壮してくれるでしょう。

また、レモンティーツリーは抗菌力にすぐれ、特に大腸菌や黄色ブドウ球菌に対する効果が高いと言われています。毒性も低くティーツリーよりも穏やかに作用します。

 

クラリセージ

ホルモンのバランスをとることで知られるクラリセージですが、呼吸器に働きかける力も高く、普段浅くなっている呼吸を深く導き、溜まった痰や粘液によって息苦しいときには「胸を開く」ように働きかけます。

カタル性の咳、喉の感染症、気管支炎には穏やかな去痰作用と抗感染作用が役立ち、また、咽頭痛にも働きかけます。

身体の防衛力を高め、病後や長期にわたる花粉症などで衰弱した状態にある身体に活力をあたえて、回復を早めるのに役立ちます。幸福感を高める香りとしても有名で、自分の置かれている状態に幸せを感じ、緊張や焦りをおさえて疲れた神経の回復剤として役立つため、心の免疫力も高め、生活全般をバランスのとれた視点で見つめることを促します。

筋肉の緊張をほぐすのを促すため、下背部の痛い痙縮を緩和させることや、筋肉の痙縮、痙攣と結びついていることがしばしばある不安症を和らけるのに有益です。

 

フランジパニ・ホワイトフランジパニ

フランジパニは別名、プルメリアとも呼ばれるハワイやバリの代表的なお花です。インドでは“Tree of Life”と呼ばれ、聖人クリシュナに捧げられる聖なる花として用いられています。

とても優しく、南国特有の情熱的な甘い香りが魅力的で、南のリゾートにそよぐ風の香りが感じられます。沈んだ心を元気付ける強壮作用や抗うつ作用があり、気持ちを高揚させ、官能的な気分にします。

ホワイトフランジパニはおもてなしの香りにもおすすめで、官能のエキゾチックフローラルな香り。採油量が少ないため、大変貴重な精油です。ハワイでは歓迎のレイに、インド、インドネシアでは宗教儀式に用いられる神聖な花でもあります。南の島を思わせる華やかなフルーティーな香りです。

ふたつは共通する作用があり、ストレス解消などに役立ち、落ち着きを取り戻し、心の傷を癒して立ち直る事を促し、再び歩き出す力と幸福感を与え、自信をつけてくれます。心身や場を浄化したり、五感を解放して研ぎ澄ませ、集中力を高めることにも役立ちます。

肌の乾燥を防ぎ保温にも適していますので、入浴剤として、またお風呂上りのマッサージにはお勧めです。からだの芯から温め、血行を促進し、気分的にも深いリラックスが味わえます。

ストレス緩和、催淫、殺菌、抗アレルギー、健胃、鎮痛、デトックス、成熟肌のケア、軽い抗炎症効果なども挙げられ、リウマチなどへの効果も報告されています。

 

ユズ

柚子といえば冬至の「柚子湯」。柚子は古来より邪気を払うと考えられており、「邪気」を追い払い冬を健康に過ごすための知恵であり、柚子の花言葉「健康美」そのものです。

イライラや怒りなどの感情を落ち着かせ、穏やかで和やかな気分に導き、落ち込んだ気持ちを明るく前向きにしてくれます。不安や自信のなさから決断が出来ない時にも役立ちます。

シャープでフレッシュな香りは、気分転換にも使用できますが、基本的にはリラックスさせるため、就寝前にも使用できます。

血行促進、加温作用があり、冷え性には沐浴、手浴、足浴がオススメです。また、免疫系を強化し、抗菌・抗ウイルス作用がありますので、風邪、インフルエンザの予防に役立ちます。発汗作用がありますので発熱時や初期症状のケアなどにも効果が期待出来ます。

発汗作用と利尿作用により、体内の余分な水分を排出して、むくみの解消にも役立ちます。

保湿効果があるので、乾燥肌、頭皮のふけの予防にも役立ちます。自律神経調整作用は生理前・生理中のイライラや体調不良の緩和にも役立ってくれるでしょう。